12月20日、大阪工業大学梅田キャンパスにて、フォーラム「天文から文化を読む、天文で遺跡を解く」を開催しました。
本フォーラムは、会場参加とオンライン配信を併用したハイブリッド形式で行われ、会場48名、オンライン65名、合計113名と、多数の方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。
本企画は、日本天文考古学会と天文文化研究会による合同フォーラムとして開催されました。
第一部 講演(天文文化研究会)
「設立趣旨と活動概要」 松浦 清(大阪工業大学)
「天文学と文化」 玉澤春史(東京大学/京都市立芸術大学)
「天文と文学」 横山恵理(大阪工業大学)
第二部 講演(日本天文考古学会)
「設立趣旨と活動概要」 柳原輝明(学会常務理事)
「世界と日本の天文考古学遺跡」 平津 豊(学会常務理事)
「白石の鼻巨石群と石舞台の太陽観測」篠澤邦彦(学会常務理事)
第三部 パネルディスカッション
テーマ:「天文から文化を読む、天文で遺跡を解く」
パネルディスカッションでは、会場およびオンライン参加者からの質問に加え、登壇者同士による講演内容に関する議論が行われました。その後、国際会議での発表に対する考え方、研究成果を社会へどのように還元していくか、そして研究の到達点をどのように捉えるかについて、活発な意見交換がなされました。
日本天文考古学会の目指す到達点は明確であり、日本にも世界と同様に巨石文化が存在していたことを認知する世論が醸成されることにあります。
日本天文考古学会は、従来の考古学では十分に取り入れられてこなかった「天文学」の視点を遺跡研究に導入する学問分野です。一方、天文文化研究会は、古典・美術・工芸・遺跡・数式などに見られる天文に関わる表現を対象に、文化史と科学論を統合し、人間の自然観を考察する学問を推進しています。
両者はいずれも学際的研究に基づく新しい分野であり、これまでにない研究領域を切り開く仲間として、今後も相互に協力していくことを確認しました。
最後に、本フォーラムの会場設営および運営にあたり、天文文化研究会のスタッフの皆さま、大阪工業大学の学生の皆さんに多大なご尽力をいただきました。あらためて深く感謝申し上げます。
記録:事務局
